タワシって、ほんとカバ
まどかのことを「まどっち」と呼ぶのは真殿光昭との混同を招くおそれがあるので避けると言うのが当サイトの指針。
南井大介「小さな魔女と空飛ぶ狐」
面白いつまらない以前にモラルが「ない」。
殺人鬼だろうが聖者だろうが近所のオッサンだろうがおおよそモラルというものを持ち合わせているはずだが、これに登場する人物には定見としてのモラルがなく、また客観描写する視点の中にもモラルがない。首尾一貫してるのはメイドと上官くらいか。
科学者としてのモラルとか軍人としてのモラルとかそういうものがテーマの一端なんだが、難しい話を簡単に書きすぎている。気ちがいハカセが八つ当たりで大量虐殺しまくってるさなか事故で頭打ってまともになりましたメデタシメデタシ。みたいな話を読まされても納得いかなさがマキシマムである。
- 作者: 南井大介,大槍葦人
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/09/10
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 108回
- この商品を含むブログ (45件) を見る