ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint(英語版:55Y9053)

予想以上でも予想以下でもなく、予想通りのデバイスって感じだ。ThinkPadのキーボードを外付けで使いたいナーと思ったことのある諸卿にお勧め。昔240Zを使っていた頃を思い出すよ。キータッチについては、ThinkPad的というかそんな感じで。前のトラベルキーボードよりはだいぶしっかりしてて打ちやすいと思う(ろくに触ったこと無いけど)。

物性、外観

手前に出っ張って切り離せないパームレスト部分は幾分邪魔ではなかろうかと思ってたが、いずれにせよ手を置く部分は確保する必要があるせいかあまり気にならない。机上の有効不動産は減ってしまうけど。あと、膝の上に置いて使うときとか布団の中で使うときに便利って話を聞いて納得した少し。
パームレスト部分あるせいだと思うけど、チルト立てて設置した際の外観が妙にかっこいい。サイバー感があるデバイスだ。すぐ前にあるU2410の黒ベゼル+スタンドに良くあっている。リターンが変な紫なのはちょっと残念だ。何か適当なものと差し替え出来ないか。
薄く軽いので持ち運びはしやすいと思う。手頃な入れ物があれば。
薄く軽いのでそんなに剛性はない。力任せに押せばたわむが、ThinkPadのキーボードを力任せに押すなんて、野蛮人のすることである。女性をエスコートするように繊細な手つきで扱うべきである(いいすぎ)。

キー配列(英語版)

英語版の配列はかなりナイスだ。上の方に余分なキーが多いのを(どうせ使わないので)無視すればベストに近いと思う。スペースバー長いと右手の親指ですぐ押せるようになるのがベネ。左下にWindowsなキーがあるが、わたくしの場合ここら辺にIME起動用ボタンが一個必要なので、それ関連で活躍していただきたい。ESCがでかいのも一見妙だが押しやすくていいと思う。見栄えより実利取ったな。ノートとかミニキーボードにあるFnキーが使えるのも有り難い(後述)。

トラックポイント

そして赤い赤いあいつ、トラックポイント。なんだか昔と比べて全然ドリフトしない。デバイス自体が進化してるんだろうか。しかし、おうちにいるときは多機能と書いて怠惰マウスMX620があるので、いまいち手が伸びることが無いかもしれない。ちょっともったいない。そのうち使うことに慣れるかもしれないけど。

ドライバ

トラックポイントとホイールボタンのドライバで、キーボード部分や特殊キーについては変わらないようだ。
現在のところ、いろんなアプリケーションでホイール(スタンダード)が上手いこと動かないという不都合があるようだ。ホイールのスクロールタイプの設定を自動にすると、自動な感じで回避出来るが本質的解決にはならないので、対応はドライバ更新待ちである。

総論

会社で使っているHHK Lite2を置き換えたい気分だ。

おまけ

Fn+方向キーでPageUp, PageDown, Home, Endを入力する方法(ALTIMEの「高度な設定」利用)

/00b200=002100;up
/00b300=002200;down
/00b100=002400;home
/00b000=002300;end
/0400CD=002200,04d900;down
/0400CB=002100,04d900;up

下の二行はページ進むボタンとページ戻るボタンの割り当て。この二行については、左ALTをIME起動キーにすると挙動がおかしくなる(何故だ)。要調査。まあ、使えなくても余り差し支えないが。昔のキーボードの名残で、進むあたりにDELがあるとちょっと便利っぽいんだけど。
追記::良く考えたら、ページ進むキーは「38」「CD」のキーコードを同時に送ってるだけだから、左ALT(38)の影響を受けるのは当たり前だった。つーかこれ、左ALTと設定切り離せないじゃないか。ひどすぐる設計だ。やなたか!風に云えばウンコ(以下略