gdippの設定項目について
設定ファイルは「C:\Program Files\gdipp\gdipp_setting.xml」である。
iniファイルをてきとーにいじればよかったgdi++時代からすると様変わりしており、一見途方に暮れる。これは以下のリンク先の説明が詳しい。
フォント毎の設定は別にタグを自前で用意する。
<font name="MS P明朝" bold="1"> <embolden>18</embolden> </font> <font name="MS 明朝" bold="1"> <embolden>18</embolden> </font> <font name="MS P明朝"> <embolden>22</embolden> </font> <font name="MS 明朝"> <embolden>22</embolden> </font>
こんな感じのものを以下の行の前に突っ込めばよろしい。
<font max_height="72">
boldだけ細く指定しているのは、太くなりすぎないようにする設定。
設定項目
- cache_max_なんとか。デフォルトのまま
- lcd_filter。好みで決める。基本1だがガンマによっては2でもいけそう
- 0 フィルタなし。ジャギ様が降臨する
- 1 標準フィルタ(デフォルト)
- 2 軽めのフィルタ。くっきりするが色縞が目立つ
- 16 旧式フィルタ。互換性のために用意されている。ジャギ様
- auto_hinting。字形が変わるのが嫌な人は1、変わってもいいからくっきりしたい人は2。
- embedded_bitmap。0のまま。変えると描画が狂う可能性あり
- embolden。字の太さ。font指定がない場合全体に影響する。フォント個別でも指定可能。明朝系のフォントはそのままだと細いので太らせたほうが無難
- gamma。ガンマ処理。文字の縁、締りに影響する。基本的にred, green, blue全て同じ値にする。値を増やすと滲みが少なくなる。整数値ではなく少数の値で1.0〜3.0くらいの値にする
- hinting。自前のヒンティングなのだろうか? 1以上の値を設定した場合、autohintingが2でないと表示がおかしくなる。まともに機能しているとは思えないので0にする
- kerning。違いが良くわからん。そのまま0
- render_mode アンチエイリアシングのレンダリング種類の決定。基本的にデフォルトのままでいい。0:使わない、1:候補、2:強制
- renderer レンダラの種類を決める。30,31はVistaとか7のレンダリング。
- 0 レンダリングを行わない。アンチエイリアシングが行われないWindows標準の描画になる
- 10 FreeTypeを用いる。字間が変わる。アプリケーションによっては文字列の長さの計算がおかしくなり文字列が「...」と表示されたりする。また、ブラウザなどでプロポーショナルフォントの文字列を選択状態にすると描画がおかしくなる(gdi++では直ってたバグ)。
- 20 字間がWindows標準になる。実用ではこちらが無難だと思う。
- 30 WindowsXP未対応
- 31 WindowsXP未対応
- shadow 字に影がつく。でも見やすいとはちょっと思えない。
- alpha 0にしておくと影がつかない
いろいろいじってみたところ、どうにも「力」みたいな字の横棒がにじむのう。あとアルファベットの字間がおかしいことがある。それ以外はだいたいよさそうなんだけども。