平坂読「ラノベ部」2巻

物部文香の妹、雪華が登場する。彼女は気が狂っていた。とか書き出したくなるくらい強烈なキャラである。外観は姉そっくりで博識、料理上手で姉を崇拝している。(1巻でも居たけど、顔見せ程度だった)

ゆきはおねえちゃんがおねえちゃんだから愛してるんじゃないんです。おねえちゃんがあまりにも神聖で神々しくて完璧で素晴らしいから崇拝しているんです。

おねえちゃんの入ったあとのお湯は聖水だから飲むと無病息災になるの

雪華さんマジ半端無いっす。雪香さんの無茶な言動が面白すぎて、他のイベントが霞むのですがどうか。どうしてこんなになったのかとか続巻でも是非とも掘り下げていただきたい。
こんな雪華さんだが、暦さんは首尾良く籠絡することに成功した。英語で云う ace in. あんま関係ないけど、姉妹で文香と雪華って名前センスいいぜ。
暦さんと文香さんの関係はあまり変化もなくいちゃいちゃしているが、文香は竹田に明確に惚れ始めてる兆候が出ており鬼門である。竹田は竹田で、一年前から幼なじみと切ない位置に居ることが明かされたので、まことに切ない男なのだが。
あと、新外国人選手がラノベ部に加入して、女子軍といちゃいちゃしたりもした。更に、BL属性のみだった綾先輩が、百合も行けるようになっていた。大きな進歩だ。

俺がライトノベルだ。

(作者紹介の部分の文章)平坂先生かっこいい。
しかし、ラノベネタ扱ってる割には妙に理屈っぽい話が多いのが気になる。そんな身構えなくてもいいと思うんだけど。
あと、この本の中にブリーチ顔(なん‥‥だと‥‥?)が何回か出てくるのだけど、みんなこれ理解出来るのか。一般じょうしきですか。