六塚光「ペンギン・サマー」

おもしろいじゃないの。よくできている。しかもちょっといい話だ。一迅社文庫なかなかやるね。
内容について触れると即ネタバレコースなので余り多くを語れないのがアレですが。猿は、あまり活躍しません(ネタバレ)。2パスでより楽しめる話。グギギ。あとこれ、タイトルがダジャレになってるよね‥‥。
別段ヘヴィな展開もなく、サラッと読める小品なのでおすすめ。
以前紹介されていたように(全然関係ないけど、冒頭に猿の話してるのは「エンジン→猿人」って連想なんだろうな‥‥)、中の一章が丸々戯曲になっている。別段違和感もないので、もっと普及して欲しい。

七号 フェー。

ここだけ唐突だったので、ちょっと笑った。
誤植指摘コーナー。

  • P237:10行目「博士も球を話さない」→離さない
  • P245:5行目:ルビ「悟った(sato)」→(さと)

ペンギン・サマー (一迅社文庫)

ペンギン・サマー (一迅社文庫)