杉井光「剣の女王と烙印の仔」一巻

通称:剣の杉井。
これまでの作風とはかけ離れた洋風ファンタジーだが、堂に入った世界観と練られた展開で全うに面白いので困る。予想してたものよりもずっといい出来だった杉井マジ器用。主人公とヒロインは若干杉井テンプレを感じさせる部分もあるが許す。
お話は、ダイナソアのアッシュが二人くらいいてお姫様が大剣をフルスイングする感じです。
ヒロインの双子?妹のシルヴィアさんが風越の池田並に不憫なので行く末が気になります。姉ちゃんと幸せになっていただきたい。フランさんは、なんかお姫様でレズっぽいところがベネ。あと、ジルベルトさんは玉なしじゃない! ジルベルトさんは、ホモなだけ‥‥。心から、そう思った。
ライトノベルとして画期的なことに、後書きに杉井のサインが掲載(印刷)されている(横杉井サインが縦になったもの)。全てが、杉井サイン本である。一迅社の杉井も真似するべき。
絵は夕仁の人ではじめてみる名前だが、過不足ない描線と清潔感ある画風と丁寧な仕上げで悪くない杉井。

剣の女王と烙印の仔〈1〉 (MF文庫J)

剣の女王と烙印の仔〈1〉 (MF文庫J)