杉井光「すべての愛がゆるされる島」

ウィイカメェエン!(挨拶)
一回目読了。面白い。最後の方なんて電車の中で食い入るように読んでいたのでかなり挙動不審だったと思われる(メガネを外すと、視力0.02しかないのだ)。しかしこれは、再読してようやく掴める話ではある。もう一回読むべ。
すべての愛がゆるされる島、杉井島を舞台にした近親相姦ドタバタラブコメである。嘘です。コメありません。ドタバタは、ちょっとしてるかもしれない。そして、神様の話である。杉井光は神様仏様キリスト様好きなんだろうか。それとも、さくらファミリアで語りたりなかったのだろうか。加えて、近親相姦が嫌いな男子なんていません! とまでは言わないが、やっぱりラノベ向きなテーマではないのだろうとは思う。
ページ数少なくて、字も大きくて、行間も広い(1p16行)のに充分読み応えがある。やりますね、杉井光

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42字×17行 電撃文庫
39字×16行 MW文庫

わたくしは、ラノベはページがスカスカで、一般文芸はみっちりというイメージがあったのだが、いつの間にか逆転していたようだ。お歳をめした読者層に対する配慮らしい。MFの剣杉井とか、18行x40字詰めててそんなに改行ないからみっちりよねアレ。