久住昌之、水沢悦子「花のズボラ飯」

B級グルメというか、有り合わせなものをアレンジして食うズボラ飯の話。
食をテーマにしているのはこどグル同様だがかなり毛色が異なる。終始主人公が猛烈にハイテンションな自分ツッコミ(しかもセンスが古い)しており圧倒される。また、こどグルの井之頭五郎ちゃんは浮世離れしておりまさに食べるマシーンみたいなものだったが、こちらの主人公花さん(主婦・単身赴任中の夫あり)がみょーに生々しい存在なので、どうもそっち方面ばかりがやたらと気になる。

  • 夫が単身赴任している人妻はヤバいと言うか嫁をほったらかしにしているのは危なっかしいとか。
  • これで夫への愛情が覚めたらロクでもない話になりそうというか。
  • 長期っぽい赴任で子供いないし定職もない(本屋はバイト)のになんで一緒についてなかったんだろうとか。
  • 花さんは猛烈に食うので太って当然だがこれは欲求不満を食うことによって発散しているのではないかとか。
  • 単身赴任中の旦那より大学からの女友達のほうが花さんの本性を熟知しているのが面白いとか。

そんなことをしみじみと考えさせられるまんがである。

花のズボラ飯

花のズボラ飯