荒木飛呂彦「STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 24」(完結)

表紙さっぱりし過ぎで店頭で探すのに苦労した。平積みなのに。
前巻のどんでん返しから、旅の終わり。長かったSBRレースもこれにておしまい。
途中レースものだと思ってワクワクしていたらやっぱりスタンドバトルになっていたり、サンドマンが雑魚のようにのたれ死んだり、遺体の効果と大統領のスタンド能力が案の定複雑でワケワカメな戦闘になったり、随所でダレてた部分があったように思うが(なにぶん昔のことで忘れている)、終わってみれば、こういう話だったんだなあと納得出来るところである。昔のアメリカなので、人がどんどん死ぬのだ。エピローグと読後感は充実して爽やかで悪くない。
今回思ったのは、やはり「シンプル」で「強い」ってのはいいものだ。なんといっても分かりやすい。結局、覚悟を決めたそれとの勝負に負けるというのもいい。
しかしこのレース、一位賞金60億、二位100万、三位10億、四位25万、五位12万。ってとんでもない格差ありまくりすぎではないか。昔のアメリカでは日常茶飯事なのか。
それにしても、前巻で突然リタイヤしたバーバ・ヤーガとは何だったのか。

せっかくババ様FCとババ様よいしょ本作ろうと思ってたのに‥‥。

STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 24 (ジャンプコミックス)

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