ニンジャスレイヤー第一章「ネオサイタマ炎上」

全て読み終えた。実際面白い。外人が書いたサイバーパンク・ニンジャ活劇が何故にこうも面白いのか。面白さに国境はないのか。ゴウランガ!
アイアンオトメとかタマチャン・ジャングルとかマルノウチ・スゴイタカイ・ビルとかジンジャ・クラブ「ヤバイ・オオキイ」とかベイビー・サブミッションとか、訳の分からない日本テイスト要素が入った固有名詞には毎回驚かされる。ネズミハヤイDIII武装霊柩車とか、日本人には発想自体が無理な気がする。カワイイヤッター!

では、デッドムーンの駆る武装霊柩車、ネズミハヤイはどうか? おお、平安時代に生きたコトワザの巨匠ミヤモト・マサシよ、アノヨからご照覧あれ! 銀色の車体の側面にはセスナ機めいた翼が生え、死せるヤクザの魂をヴァルハラへと運ぶ、凛としたヴァルキリーのごとき美しさで空を舞っていたのだ!

ミンチョ体、オスモウ・フォント、ゴシックなどで綴られた変なキャッチコピーも毎回味わい深い。あと漢字サーチライト。
それにしてもニンジャスレイヤーの敵はソウカイヤ、ザイバツ、アマクダリだという。何だってそんなに日本に詳しいのだよ。
返す刀で二章も読み始めたが、引き続き面白い。ヤバイ。