佐島勤「魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1」
今回は短編集でありWEBに上がってたところの外伝、間章を含む。話も脇キャラメインのものが多く主人公の達也さんが出ないものもある。
- 一同で海に行く話。深雪さんが雫に達也さんへの心情を述べる部分はWEB版そのまんまのようであり、お兄さまを愛しているし更に実の兄妹アッピールだ。ここらへんは文庫版でも退くつもりはないようだ。どうでもいいが雫パパに対する描写にフォローが追加されており虚を突かれた。それ気にしてる人いるのか。
- 森崎くんの話。この人は苦労性で実に報われないアトモスフィアである
- 明智英美の話。スバルに惚れてる紅葉がいい(それだけか)。
- 四高の一条くんと吉祥寺の話(新作)。吉祥寺くんはロリコン疑惑よりもゲイ疑惑を警戒するべき。と思っていたら後書きでもそんなニュアンスのことが書いてあり笑った。四高の人は今回掘り下げられたわけで、今後も出番がありそうだ。一条くんママに挿絵があるとか意外すぎる。
- 司馬兄妹が外出する話(新作)。普段あまり描写がないが、この兄妹は外でもお構いなしでイチャイチャしているようだ。全く歯止めが効いていない。ヤバイ。知人が目撃したら黙って見なかったことにするレベル。
- 生徒会選挙の話。基本的に深雪さん一強の魔法科であるが、真由美さんもなかなかである。次点は雫。貴重な真由美さんの風呂挿絵がある。そして、やはり司馬兄妹はイチャイチャする。
この巻は深雪さんが「私とお兄さまは実の兄妹です(キリッ」→「お兄様を愛しているわ(キリッ」→イチャイチャ→イチャイチャという感じで、なんだかひたすらお兄さまゴロにゃんしてた印象がある。兄妹のエリアからはみ出した深雪さんの赤いハイヒール!
魔法科は実妹がメインヒロインという変則的な要素があるがそれでもかなり売れているようなので、世の中には美人の実妹とイチャイチャしたいという需要が確実に存在するものと思われる。
- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2012/04/10
- メディア: 文庫
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