杉井光「シオンの血族3 魔王ミコトと那由他の十字架」

これで完結らしい。
主人公の紫苑寺連中を差し置いてゲスなドイツ人たちの方が遥かに面白いのはどういうことなのか。ゲシュタポ主人公にしたドタバタ戦争ものにしたほうが面白かったと思う(そんなジャンルのラノベ聞いたトキないが)。杉井先生が一番書きたかったのはゲシュタポだとしか思えない。この作品世界でのドイツはたいぶ無茶苦茶である。ドイツ人が読んだら怒るレベル。総統閣下もおるでよ。

我ら第三帝国は、第二帝国の精神の正統なる後継者です。つまりなにごとも血と鉄で解決するのです。鉄を呑み込み血を流してこそドイツ!

ドイツ人も怒る

ハ! 短絡こそ我らが第三帝国ですよ! 短絡、電撃、殲滅こそがドイツ軍の身上!

ドイツ人も(以下略

戦争狂といえば紀元前からこのドイツ! ドイツの専売特許ときまっておるだろうにッ

ド(以下略

シオンの血族3 魔王ミコトと那由他の十字架 (一迅社文庫)

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