伏見つかさ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」三巻

これまでは「近親物に見せかけたオタク生態モノ」だったわけですが、今回は「近親物に見せかけてワナビもの」でした。ホッヒヒ。これまでしつこいくらい繰り返され鼻に付いたオタク擁護がなくなって、だいぶ良くなったと思う。
ケータイ小説でデビューな話であり、トゥーチャンネルラノベ板に見られる強烈なワナビ蔑視などしっかり盛り込まれており、思わず笑ってしまう。その他、編集視点で割とシビアな話してて素直に面白い。なかなか良くできている。
で、二巻でも同じようなこと思ったんだけど、これ主人公の幼なじみメガネのエピソード要らないっつーか浮いてるような。いっそのこと取っ払った方が話の焦点定まると思うのだがどうなの。
関係ないが、自作小説で桐乃さんキャラを主人公(女)の性奴隷にしている黒猫さんは、レズの素質がある。
巻末の著作リストに電撃以外の仕事(VA文庫)も載ってて驚いた。