志茂文彦「乙女革命アヤメの!」二巻

一巻に引き続き「なにものか」が変身した主人公アヤメさんの正体は身元不明だが、まあ昔の双子?姉妹のエピソードも出てきたし、ボチボチ大丈夫ではないかと思われる。実は男じゃないかと疑われて胸まで揉まれたし。ここまでやっておいて期待はずれだったらアナテマ。
姫子さんはアヤメに過度にスキンシップしたり組み敷いて延々セクハラしたり仲良く抱き合って同衾したり、蜂須賀さんは相変わらず倒錯した感情を持て余して暴れたり目の前でぱんつ脱いだり、由麻さんが意外と賢かったり。杏奈さんはトンパチだったり。女子同士のイチャイチャべたべたキャッキャウフフシーンがふんだんに盛り込まれており、麿は満足です。女子同士ものは、なんつーか、禁欲的なものがほとんどなので、こういうのもっと増えてください。この作者のように、女子同士のいちゃいちゃシーンは素晴らしいものであると、自覚的であってほしい。
全体の話としても、学内の権力闘争みたいなことやってる中、姫子さんがアヤメを上手いこと手駒に使っており賢いので感心する。善人ピカレスク
後書き見る限り、少なくとも次の三巻までは出るもよう。MF文庫は意外と女子同士ものに意欲的なところがあるので、ガンバっているようだな‥‥って感じです。
それにしても、表紙の蜂須賀さんのスカートは出鱈目だよ。