黒史郎「交錯都市 クロスシティ」

モロモロモロ!アカモロ柱が、倒れるゾォーィ!って感じの話だった。
前作「黒水村」の三年後の話。ストーリーは直接的な繋がりはないが、一部のキャラが継続して参戦する。
前作が閉鎖系土俗ゾンビものだとしたら、こっちは広域パニックゾンビものであり、薄気味悪さとか土俗的陰気さみたいなものはどっかいってしまた。開始早々地獄絵図で最後までずっとそんな感じなので、慣れてしまいあんま恐くない。敵が強力すぎて超常的すぎるのも考え物である。
主人公のキャラがいまいちなのと、天童さんばかり割を食って酷い目にあうのと、柚子季が出てくるものの要らん設定を付与され残念なキャラになっているので、前作の方がよかたと思う。アカモロも再登場して大繁殖しているが、どこか背景キャラになってしまたような。

交錯都市-クロスシティ- (一迅社文庫)

交錯都市-クロスシティ- (一迅社文庫)