平坂読「僕は友達が少ない」
- MF文庫J。本の中に紙屑が挟まっていることで定評のあるMF文庫!
まず妹が登場する。妹は邪気眼だった。
と云う出だしではないが。小鳩かわいーじゃねーか。普段邪気眼モードなのに、素に戻ると兄を「あんちゃん」呼ばわりするだなんて‥‥。その実妹、YESだね!(白鳥哲の声で)。また、絵描きであるブリキが渾身の一撃とでも云うべき全裸イラストを描いており、これまた幾分に佳い。今後が期待出来そうな実妹の登場である。よい近親相姦を分かち合えそうなタイプ。
ここまで妹のことしか書いてないのがアレですが、本編は友人を作ることを目的とする隣人部を舞台にした、残念というテーマで綴られた連作短編集である。具体的には、
など、なかなか堂に入った残念っぷりといえる。ギャルゲーに感情移入して滂沱する肉(本名:柏崎星奈)はいいやつだと思った。と云うか、肉も良キャラ。ちょっとレズっぽいし。
終わりの方で主人公くんが肉とフラグを立てていたり夜空と過去の思い出イベントを発生させていたりするが、LOVE寄せと残念とは相容れない概念なのでどうなの。
「自己犠牲の精神など虫酸が走るが、愛と勇気だけは友達だという点では彼に共感を覚えるな」
「アソパソマソもいい迷惑だ」
やなせたかし先生に申し訳ないと思わないの?(キリッ
- 作者: 平坂読,ブリキ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/08/21
- メディア: 文庫
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