エルゴトロン新LXアーム(45-241-026)と旧LXアーム(45-179-195)の比較

同じようで微妙に異なる。まあだいたい同じなんだけど。

梱包

新旧LXアーム比較 その15 梱包(下が新型)新型は何故か箱がでかくなっている。小さくなるならまだワカるんだが。

全景、全長比較

伸ばした時の長さはほぼ同じ新旧LXアーム比較 その1 全長。各パーツの可動域などもまぁだいたい同じ。支柱、はめ込みポールの直径も同じなので、新旧混合キメラも可能新旧LXアーム比較 その2 キメラ。旧LXでは調整や分解にプラスドライバを使う箇所があったが、新LXは付属のレンチで全て作業可能になっている。
新LXは鏡面光沢仕上げなので、掴んだときに指紋やら手の油がつきまくる。つまり、設置すると指紋だらけである。ピカピカなだけに、気になるかもしれない。

台座、支柱

支柱は新LXの方が短い新旧LXアーム比較 その3 支柱。旧LXの2/3くらい。これには一長一短あるが、だいたいにおいて旧LXは支柱が邪魔になる事の方が多い(支柱によりアームやモニタの動きが制限される新旧LXアーム比較 その17 旧型はひっかかるよ)と思われるので、改善と考えられる新旧LXアーム比較 その16 新型はまたげるよ。ただし、新LXを二つ買ってもLXデュアルスタッキングアームみたいなことは不可能になる(新旧二つの組み合わせならば可能新旧LXアーム比較 その4 長い支柱にアーム二本)。
台座は四角くなり、ポール直下が一点で抑えているのが二点になった新旧LXアーム比較 その5 台座。これにより安定感が増すほか、取り付ける板にかかる応力が分散するものと思われる。台座自体の重量も増しているが、支柱が短くなっているため全体の重さはあまり変わらない。また、クランプ止めの起点が変更可能になっており、より多くの板厚に対応できるらしい(上:10mm, 中:12-35mm, 下:37-60mm、デフォルト中)。実際には10mmくらいの板に止めるのは、簡単にボキっと行きそうで怖いけど。
あと、ワイヤーロック用の溝ができたけど、あんまり意味がないような‥‥。クランプ緩めたら取れちゃうし。

アーム第一節

形状が直線的になった新旧LXアーム比較 その6 アーム第一節。取り外し可能な黒いパーツとアームの間にケーブルをしまう構造ができたため、アームの中にケーブルを通して隠すことが可能になった新旧LXアーム比較 その7 ケーブルを隠せる。かっこいい! ただしこの場合、ケーブルがアームの外側に顔を出すので、回転領域のギリギリに支柱を設置した場合、はみ出した分のケーブルが干渉して回らなくなる新旧LXアーム比較 その8 ケーブルが出っ張る。罠だ。

アーム継ぎ目

ポールの上側に穴が開いており新旧LXアーム比較 その9 アーム関節、プラスチックのパーツで蓋をするようになった新旧LXアーム比較 その10 関節のふた。見た目はかっこいいのだが、この蓋をはめるとここの関節の取り外しがやたら固くなり、特にモニタが取り付けられている状態だと困難になるので、注意したい。蓋自体も取り外すのが難しいので(簡単なやり方があるんだろうか)、組み上がるまで取り付けない方が無難。

アーム第二節(モニタ取り付け部分)

新旧LXアーム比較 その11 アーム第二節(写真手前は旧型LX)旧LXよりもかなり軽量化されており、全体重量の軽減に寄与していると思われる(旧LX5.0kg, 新LX4.5kg)。旧LXにあったプラスチックの外装もない。一方、ケーブルを束ねるパーツが退化し、勝手に紐で結わえて下さいといった仕様になりケーブルをアームにうまいこと格納するのは困難である。旧LXにはガイドがあったのに。ケーブル格納のための凝った仕組みが追加された第一節と比べてちぐはぐな印象である。
モニタを取り付けた際の使用感はだいたい同じなのだが、横振りが若干固いように感じる。また、その横振りを調整するパーツ(と思われるもの)が旧LXにはあった新旧LXアーム比較 その12 旧アーム首元のだが、新LXではレンチで回せないように変わっている新旧LXアーム比較 その13 新アーム首元
モニタ取付部は最近の旧LXと同じで0°固定か360°回転(無制限)のどちらか。90°可動制限のようなことはできない(やり方があるんだろうか?)

総評

結局のところさほど変わらない。機能的には、アーム二本買って横画面の縦並べをやりたい人は旧LX、それ以外は新LXでほぼ問題ないと思われる。

おまけ

旧LX、新LX両方に言えることなのだが、最初から支柱についているリングの取り付けが若干緩いため、そのまま使ってアームやらモニタやら組み立てると、重さに耐えられずリングがずるずると下に下がっていき支柱の塗装がライン状に禿げる新旧LXアーム比較 その14 哀しい傷跡 >_<
設置して使う前にリングを締めなおしておいた方が無難。