WUXGAモニタ(DELL U2410)2枚を用いた縦二枚デュアルデストップ環境におけるエルゴトロンLXアームによる片側画面回転の実現について、及び、同環境において要求される壁紙画像について

レシピ

  • モニタ:DELL U2410 二枚(それなりに視野角があるものが望ましい)
  • アーム:ERGOTRON LXデスクマウントLCDアーム 45-179-195 一本(旧型黒)
  • その他:長いDVIケーブル 一本(動かす側モニタの自由度確保のため。ここでは1.7m+2m延長)

(追記:注意)U2410は元々ピボット可能なスタンドがついています。以下の例では向かって左側のモニタは縦画面で固定になります。位置も変えません。

サンプル

デュアルモニタ片側回転 その1 2400x1920 ぬこ(☆画野朗)両方縦画面
デュアルモニタ片側回転 その2 3120x1920 ぬこ(☆画野朗)片側を横画面に回転
デュアルモニタ片側回転 その9 3120x1920 ぬこ(☆画野朗)下辺合わせ下辺合わせ
上下動はかなり自由度がある。支柱取り付け位置をもう少し上にすれば上辺合わせも出来そう。あまりメリットがない上、スピーカーが完全に隠れるので、やりませんが‥‥。
壁紙は、WindowsXPの設定で「並べて表示(タイル)」を設定すると隣の画面まで勝手に展開する。しかしこの場合、横のサイズが合っていないので繰り返し二枚目が右に少し出ている。これは横に長い壁紙を使うと解決する。
デュアルモニタ片側回転 その3 3120x1920 黒谷忍長い壁紙。黒谷忍、絵がンマイ。
デュアルモニタ片側回転 その4 蛇谷蛇谷(゚д゚)蛇谷ィィィィィィィェ!!!

概要

普段縦画面二枚で広く使いたいけれど、横長の動画を見るのに不便だし‥‥。と考えているヤングにそれなりにオススメ。2400x1920は5:4になるので、感覚としてはワイド以前のスクエアモニタに近い。合計して約34インチ相当?
片側のモニタを回すときは、横にずらして引っ張り出して持ち上げて回転させて元に戻すという塩梅であり、片手で簡単に出来るとは言えないが、そんなに大変でもない。そして、手を離してもかなりの安定感がある。さすがLXアーム優秀である。モニタが接する辺の位置、角度などもある程度自由に変えられる。どちらかというと微調整がやや難しいというか面倒。U2410はベゼルの外側の縁に謎の溝があるので、ここでモニタの辺が接するところを固定するとカチっとはまってベネ。デュアルモニタ片側回転 その5 縁を溝に合わせる(追記)デュアルモニタ片側回転 その5+ 縁を溝に合わせる(追記)モニタが少し奥まってしまうが、こっちの方が安定するかもしれない。
縦横切り替えとモニタ配置は、nViewに3120x1920(縦横)と2400x1920(縦縦)のプロファイルを用意して切り替えると、各モニタの相対位置とか回転状況を覚えていてくれるので多少楽。アプリケーションウインドウのサイズが狂ったりするが。

LXアームの設置について

注意すべき点として、このようにテーブルを壁に密着している状態で奥の辺にアームを取り付けると、アームの自由度が著しく制限されモニタ奥行と横位置の調整が困難になる。このような状況の場合、写真のようにテーブルの横辺に支柱を設置するか、机に穴あけてグロメットで固定するしかないと思われる。自由にモニタの位置を調整するためには、支柱と壁の間に第一アーム長程度分の余裕(約25cm)があることが望ましい。つまり、奥行きに余裕が無い状態でLXデュアルデスクマウントアームみたいなものを買うと、将棋でいうチェックメイトな状態に陥るものと思われる。
また、この写真で茶色いテーブル側の横辺にアームを取り付けると、支柱が邪魔になってアームやモニタ位置の自由度が失われる。これは旧型LXのポールが無駄に長いデュアルモニタ片側回転 その8 支柱が長いのが原因のため、ポールが短い新型LXだと若干改善しているものと思われる。

壁紙について

片方を横にした状態の解像度(外枠)は3120x1920になり、このサイズで充分な画質を得られる壁紙が必要になる。並の画像では対応出来ないため、偏執的に高画質にこだわる外人に頼るしかなさそうである。今後壁紙と名付けられるもの全てはこのサイズ要件を満たしてくれ!
なお、画像ではやたら部屋が暗そうですが、デジカメが勝手に調整しました。モニタ二枚で色が変わって見えるものもありますが、実際のところまあだいたい同じような発色です。モニタ撮影するの難しい。