杉井光「剣の女王と烙印の仔VI」

各キャラの状況につき話がパラで進行し群像劇のように描写されております。各方面で大変忙しい展開で先が見えない。
いちおう主人公のクリスくんは、なんか、地味である。必殺二人羽織作戦も、なんか地味だし。一方のミネルヴァさんはパオラさんと風呂場で高度なプレイに及んでいたがプレイが高度過ぎる気もする。
今回大活躍のマルマテオ師は、最初から最後まで無双状態だった。存在感あるジジイだったがまさかここまで活躍するとは。しかしあーんマル様が(以下略)。この展開はさすがに予想できないというか。カンナヴァーロ師もそうだったが、杉井はジジイに厳しい気がする。残るジジイ筆頭であるところのガレリウス卿もヤバそうだ。中間管理職的に苦労しているし。兄ちゃんによくわからない伏線埋めてるし。
フランさまがハイパー化したりパオラさんがいろいろ気苦労したりしているが、ジルベルトくんはズタボロになりて、あれ、戦線復帰出来るのでしょうか。ジュリオくんはすっかりやさぐれてしまった。メルメルとニコロはほぼ出番なし。あと、アルビレオス将軍に死亡フラグ立ってる気がする。聖王国の偉い人どんどん退場しちゃうんだけど大丈夫なのか?
後書きで杉井がノベているように時間が無かったのか前巻と比べて絵は若干荒れ気味。

剣の女王と烙印の仔? (MF文庫J)

剣の女王と烙印の仔? (MF文庫J)