森田季節「プリンセス・ビター・マイ・スウィート」

ベネズエラの続編。こっちのほう先に読んじゃったのはJOJOにも言えぬ秘密なんだからねっ。
ストーリー的繋がりはなく主人公も異なるが、世界観と設定を引継ぎ一部のキャラが続投する。明海、実祈組ともう一組である。ちょっと一巻のネタバレっぽいところもあるので(あんまないけど)諸卿は普通に一巻から読むべきである。
ホラーっぽい部分はあるがベネズエラにあった陰湿な部分は影を潜め、全体的にカラッとした印象である。
主人公チャチャさんの暴虐っぷりがタマラナイタマラナイ、モウガマンデキナイ。弟君不憫やのう。チャチャさんもまたパワフルな女傑である。徹頭徹尾チャチャさんの話である。会話での男子どもに対する揺さぶりが半端ない。
p.230

ジャイアンのように略奪します」

森田季節はなかなかいいギャグセンスを持っている。
新キャラ湯浅さんとか出てきて話は続けられそうなのだが続刊はなくこれっきりのようで残念。
ところで、何が「プリンセス」なんだっけ?