大泉りか「セク研」3巻
合宿の話。冒頭はやたらテンションが高かったものの、今回はリーダーの国分さんが終始ダウンな調子でぐじぐじと思い悩んでおり企画は不発ばかりの寸止めでいまいちノリに欠ける。最初から最後までそんな調子なのであまり盛り上がりませんよ。いちおう破廉恥なイベントはこなしているのですが‥‥。
国分さんはいい加減やるべきことをやって頂きたい(やってないこともないんだが)。もっと激しく! キャッツ・アイのように! 今回ようやく自覚したようなので次巻あたりにははっちゃけてくれることを期待していますよホントに。
とは言っても、女子同士のちゅーくらいは普通にこなしている(ぽんも抵抗しなくなってきた‥‥)のでやはりコイツらは非凡かもしれない。読者が慣れただけで。あとこれ、やることやり始めたらガガガ文庫の枠に収まらなくなる気がする。だいぶ感覚が麻痺してるけど一応一般向けジャンルだし。そこらへんはガガガ文庫のおおらかさとズボラさに期待だ。
なお、今回弟は出てこないので、二巻の後半を破り捨てたようなツワモノもご安心を。
挿絵は質が高く安定してえろかわいい感じで電車の中での読書中は割と困る。
- 作者: 大泉りか,相音うしお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/05/18
- メディア: 文庫
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