佐島勤「魔法科高校の劣等生」1 入学編(上)
石田可奈による絵が素晴らしい。特に美月とあずさの魅力が三日後十倍増しである。美月がここまで美人になるとは誰が予測したであろうか。あずさもまさに小動物カワイイといったキャラになっておりベネ。他のキャラはほぼイメージ通りであるがやはり質が高い。達也くんは、目付きの悪いイケメン化していた。深雪さんは当然のように美人である。そして、鈴音は何故か浅黒い。ダークエレクトロ鈴音。会長はぽわぽわもさもさカワイイ。
石田可奈はアニメーターだそうで、カラーイラストの出来が特によい。
- 基本的にWEB掲載版とあまり変わってない印象、と思ってたのだが、ちょっとWEB版読み返したら相当手が入っている。感覚というのはあてにならんのう。
- 特に長かった説明文はだいぶシェイプされておる。思わず手元のWEB版と逐一付きあわせたくなる誘惑にかられる。
- 改行が多くなっておりラノベフォーマット化している。
- 鈴音の説明に、二科生の生徒会委員就任制限規則の改変ハードルが高い(全校生徒2/3の賛成が必要(事実上不可能))ということが示されている。これは今後の展開に関わりそうな新しい要素だ。
- 事前に公開されたキャララフにいなかったので薄々その予感があったが、一巻の範囲で幹比古の出番が無くなっている。ナンデ?ミッキーナンデ?
- ただしこれは完全に抹殺されたわけでなく、今後出番があるらしい。九高戦あたりの登場か。
- 深雪さんのへそ。なんというサービスシーン‥‥。
- エリカのサービスシーンが増強されている。そして、桐原先輩はチンピラ顔である。
- 追加された乱闘シーンと剣道部主将司くん登場で終わる。ブランシェリーダーの弟あたりか。乱闘も意識操作の結果かもしれない。話自体はまとまってなくおもいっきり≪つづく≫
読み返して、はんぞーくんとの対戦前あたりの会議シーンが特に面白いところであると思った。皆に思惑があって、発言の意志と意図とベクトルとタイミングで場が動く様子がよく書けている。達也くんが介入しそこねて深雪が発奮するところとか。てか、やっぱおもろいですね魔法科。
- →その2に続く
- 作者: 佐島勤,石田可奈
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2011/07/08
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