比嘉智康「覚えてないけど、キミが好き」

序盤は比較的落ち着いた展開なのだが、ヒロインB(ゆらら)が登場したあたりからだいぶギャグっぽさが加速する。このヒロインBは相当なボケ体質であり、流れるようなボケツッコミが繰り返される。比嘉おもしろい。泳ぎません。を書いていたのと同じ人とは思えない‥‥。
なお、ヒロインA(ひなた)は一応実妹であり、一応実妹のヒロインAも主人公に惚れている。一応なのは設定的に過去が伏せられている部分があり、最後まで明快にされないからである。
というか、物語の鍵になる部分がどれも深く突っ込まれないうちにおわてしまた。続くのだろうかこれ。

覚えてないけど、キミが好き (一迅社文庫)

覚えてないけど、キミが好き (一迅社文庫)