千反田える(佐藤聡美)、伊原摩耶花(茅野愛衣)「まどろみの約束」

TVA「氷菓」ED
千反田さんと摩耶花のデュエット曲。声が奥ゆかしいのが千反田さんで、声が座っているのが摩耶花である。意外と分担パートは複雑な構成である。

今夜恋にかわる(AB) しあわせな夢で会おう(AB) きっと(A) ねえ(B) 見つけてね(AB) まどろみの約束(BA)

最初はAが上パートでBが下パート、「見つけてね」で同じパートになり、次の「まどろみの約束」で上下パートが入れ替わる。一番サビ終わりで入れ替わるので一番は上パートが千反田さん、二番は上パートが摩耶花になる。1st verse/千反田える、2nd verse/伊原摩耶花って感じ(ラップはない)。通常AメロBメロも交互に歌っている。
なんというか歌い方テンションが相当違う。基本的に千反田さんはさらっと歌っていているのに、まやかはやたらパワフルというかねちっこいというか。特に摩耶花が上のパートを歌う二番サビあたりで顕著である。
この歌、サビで声が重なるところも微妙に綺麗に響いていかない感じで、そもそもこの二人テンポが微妙にズレている感がある。ここまで読んで諸卿はこの歌を酷評していると思うかもしれないが、そういうわけでもない。この、全てが揺らぎまくっていておりそれはまさに生命のゆらぎそのもののような歌を聴いていると、ゆらぎ効果によるリラクゼーションパワーを得られ思わず微笑ましくなる。
B面の曲はなんだか音質が悪く感じる。ミキサーが違うけどそのせいなのか、わたくしの聴域が老化により衰えているせいか、再生環境の問題か、定かではない。

まどろみの約束

まどろみの約束