入間人間「安達としまむら」

髪が黒い方が安達、茶色いほうがしまむら。二人の間の空気ややりとり、微妙に変化し続ける関係が繊細に丹念に書かれる。ここ数年来の女子同士ものラノベの中で抜群にいい。一番いい。感情の動きを丁寧に書くということで、充分なドラマが成立している。こういうのでいいんだよこういうので(五郎)
悪材料は全くないのでその手のものが好きな人に超おすすめなので読むべき。他の作品(読んだことない)では割とクセのある作者みたいだけど、飛び道具みたいなものもないのでご安心下さい。こういう良い物サラっと出してしまうのはスゴイ。もっと書いて!
授業をサボって卓球したり、釣りしたり、膝枕したり手をつないだり、しまむらの家にあそびにいって抱っこしてたり、ボーリング行ったりカラオケ行ったりしている。電撃文庫マガジンに掲載されていた三編+二編。

安達としまむら (電撃文庫)

安達としまむら (電撃文庫)