Input DirectorとWheel Ballを用いて二台のマシンを一台のThinkpad Trackpoint Keyboardで入力を共有する

Windows7マシンとWindowsXPマシンでキーボードとマウスの入力を共通化する必要に迫られた。操作側デバイスは場所の都合上一台のThinkpad Trackpoint Keyboardになる。結論から述べると、掲題のソフト二つを導入すると可能になる。

  • サーバ(操作側・キーボードを物理的に接続する):Input Director、Wheel Ballを入れる。Thinkpad Trackpoint Keyboardのドライバのホイールスクロール機能はオフにする
  • クライアント(被操作側):Input Director、Wheel Ballを入れる

デフォルトのドライバのホイールスクロール機能はInput Directorで操作している環境ではうまく動作しないのでこれをオフにし、代わりにWheel Ballを入れて「中ボタン」でホイールスクロールする設定にすればよい。サーバ側でもクライアント側でもホイールを使うので、両方に入れる必要がある。
それにしてもInput Directorは優秀だ。Synergyと違い変なバグもなく(Synergy1.4.10にはクリップボードの共有ができないバグがある)、Windows7のログイン画面から操作可能になるし、Administrator権限昇格する操作もできる。キー入力コードの入れ替えもできる。複数台Windowsマシンの入力を共通化する場合これがよさそうだ。