森田季節「ウタカイ」

設定としては分厚いうすい本「みみっく。」に掲載されていた短編(WEBで読めます)の続きにあたる内容。 短歌を題材にした能力バトル的なものを通じて、兎にも角にも先輩との恋愛をああでもないこうでもないとねちねち煮詰めていく。女子同士の恋愛物として…

佐島勤「魔法科高校の劣等生(8) 追憶編」

深雪さんがお兄様にベタ惚れになった経緯の過去話。サンオイルあたりは加筆されてる気もするが、WEB版から大きな変更はないように思われる。中学生深雪さんのキャラデザはやたら幼く見える。あと、穂波が美人だ。 思い出したので追記::WEB版では謎めかしてス…

渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」6巻

このシリーズ、なんかゲームやってた巻あたりでかなりダレていて、主人公がひねてるだけのラブコメになりつつあり危うかった気がするが、その後持ち直していると思う。 地の文に「千葉の英雄」とか当たり前のように出てきて驚く。千葉ネタに関してはノーチェ…

アダチケイジ、森高夕次「グラゼニ」8巻

スゴイいいところで続いている。球団の人事関係も結構な動きがありそうでワクワクします。 高校編。金がかかると眼の色が変わるナッツがおもしろい。これまで語られていなかったが、高校時代の監督もヤンチャでおもしろい。そしてスピードガンで判明するナッ…

比嘉智康「覚えてないけど、キミが好き2」

前半のプールあたりの話はダラダラしすぎており正直ダメだと思った。特に白鳥さんが出てくるあたりはつらい。 後半はぼちぼちおもしろい。キング。そして、馬場園はヤバイ。このヤバさを全面に押し出すべきだと思った。 しかし、この本で一番おもしろいのは…

川口士「魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉」5巻

まっとうにに戦争やってて読んでいて引きこまれた。地力ある人だ。マスハスのおっさんは万能すぎる‥‥。 勝ったッ!第1部完!という感じで国内問題が解決してしまった。これからが本題ってことかな。 あと、挿絵が違う人になっていてビックリ。このビックリ感…

菅野マナミ「ひまわりさん」3巻

ひまわりみたいなサザエさん、略してひまわりさん(うそ)。ひまわりさんはイケてるぜ。 基本的にひまわりさんとまつりがイチャイチャする話である。一緒に温泉宿行って同じ部屋泊まったりあいかわらずひまわりさん好き好きなまつりさんであった。ひまわりさ…

雨野智晴「詠う少女の創楽譜5」

カップルコンテストでステージ上でいちゃいちゃしたり、往来でちゅー(しかも唇)したり、ピンチに駆けつけて助けてもらったり、じゅんちょうにメインヒロインへの道を歩みつつある明日香さんであった(実妹)。 現在進行中のラノベシリーズで最も本気という…

ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1」

結局ebtenで買った。スシユノミが欲しかったので。 ニンジャスレイヤーTシャツはおうちで着用している。年老いた両親が忍殺Tシャツに反応していたのが不思議だ。いずれも「それカッコイイわね。ああ、ニンジャなのね」みたいな感じで納得していた。ニンジャ…

速水螺旋人「靴ずれ戦線 1」

鶏の足が支える小屋の娘、魔女ワーシェンカさん(毎回こう名乗る)はスラブの魔女である。このワーシェンカさんが、魔女を徴用に来たNKVDのナージャ女史(メガネ軍人)とあちこち転戦する話である。見習いらしいが本職の魔女なので実際チート級に強い。そし…

あらきかなお「あか☆ぷろ!!!」1巻

久々にATARIである。オモシロイのだが、何がどうオモシロイのかうまく説明できない。不思議な話だ。今回はあらきかなおの作風がうまいことハマっている感じだ。 登場キャラは三姉妹でほとんどこいつらしか出てこない。それでいてほぼ家の中の日常話なのであ…

田中ロミオ「人類は衰退しました 7」

戸部淑版イラストになって初めての新刊。アニメ版ってこの絵に結構忠実である。ちょい役でピオンさんも出る。本当にちょい役だが。 前半パートは、私は子供が嫌いだ。B×Aの話はどうなったんですk? 後半パートは、なかなか虚を突かれる話。しかし挿絵に一考…

三上延「ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆」

意外とハイテクなオチにちょっと笑ってしまった。 文香さんはお姉ちゃん大好きカワイイ。そういや二巻でも思い切り姉妹でハグハグしていた。五浦さんはいずれこの姉妹愛とも対決することになるのだろうか。ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~…

ブラッドレー・ボンド、フィリップ・N・モーゼズ「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1」

噂の忍殺単行本 2012/9/29はつばいニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1)作者: ブラッドレー・ボンド,フィリップ・N・モーゼズ,わらいなく,本兌有,杉ライカ出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2012/09/29メディア: 単行本購入: 40人 クリ…

アダチケイジ、森高夕次「グラゼニ」5巻

解雇、トレード、自由契約などプロ野球の世知辛いしみったれた部分にフォーカスを当てる相変わらずのノリである。でも、いい話だぜ。凡田さんの酒気帯びラジオ暴言は今後に影響するんだろうか。それこそ年俸が決まる契約更改は次の6巻にやるらしい。 凡田さ…

青山広美「バード 砂漠の勝負師」

バード 砂漠の勝負師 B6シリーズ 砂漠バード。砂漠の魔術師だとばかり思っていたのだが、砂漠の勝負師だったナンデ? プロの仕事は なぜ いつも美しい? バード…、バードちゃん。砂漠の魔術師、‥‥神の指! 全自動卓天和をヒサツワザとする不敗のプロ雀士『…

小林立「咲 -Saki-」10巻

インターハイは治外法権なので鹿児島副将が全裸でも許される。 表紙は愛宕妹。すさまじい無作為抽出感だが。明らかに全裸の鹿児島、それを封じる岩手、全く空気を読まないのどっちとの対戦で、ちゃっかり点数増やしている愛宕妹は強運だ。あんまベタベタしな…

筋肉☆太郎「スマイル・スタイル」1巻

( 3 3 ) ( )―( )オチがこんな感じのまんが。 これはなかなか面白い。レズっぽいきらら系4コマの中でもATARIといえるでしょう。絵もカワイイですし。 作者名に反して筋肉の話はないのでご安心を。スマイル・スタイル (1) (まんがタイムKRコミックス)作…

原 恵一郎「ワシズ -閻魔の闘牌-」7巻

ワシズ何巻まで読んだっけ‥‥一瞬自分を見失ったが、七巻の裏には柳さんの落ち窪んだ眼窩があったので、これだ!って思った。 このまんがは本当に頭がオカシイ。しかし、そんなのは既に分かっていたことじゃないか‥‥。鷲巣さん神になる。のマッキッ。前巻から…

比嘉智康「覚えてないけど、キミが好き」

序盤は比較的落ち着いた展開なのだが、ヒロインB(ゆらら)が登場したあたりからだいぶギャグっぽさが加速する。このヒロインBは相当なボケ体質であり、流れるようなボケツッコミが繰り返される。比嘉おもしろい。泳ぎません。を書いていたのと同じ人とは思…

杉井光「シオンの血族3 魔王ミコトと那由他の十字架」

これで完結らしい。 主人公の紫苑寺連中を差し置いてゲスなドイツ人たちの方が遥かに面白いのはどういうことなのか。ゲシュタポ主人公にしたドタバタ戦争ものにしたほうが面白かったと思う(そんなジャンルのラノベ聞いたトキないが)。杉井先生が一番書きた…

佐島勤「魔法科高校の劣等生〈5〉夏休み編+1」

今回は短編集でありWEBに上がってたところの外伝、間章を含む。話も脇キャラメインのものが多く主人公の達也さんが出ないものもある。 一同で海に行く話。深雪さんが雫に達也さんへの心情を述べる部分はWEB版そのまんまのようであり、お兄さまを愛しているし…

森田季節「ノートより安い恋」

森田季節は書くものの幅が広いというか何でも書くというか。割としょーもないラブコメ書いてたり、奇天烈な物書いてたり、こういうもの書いていたりする。 短篇集だがいずれも話が濃密で読み応えがある。基本重めだが重すぎないところがよい。そして何より、…

森高夕次、アダチケイジ「グラゼニ」4巻

上り調子だった凡田さんが大変な目に遭う話。凡田さんはだいたいいつも大変だ。4ページ目の迫田コーチですでにグッとくる。凡田さんあれでちゃんと考えられているのね‥‥。トクさんの気遣いとかにも。無事これ名馬。 ところで、冒頭で骨折した梅沢選手の年俸…

小林立「咲 Saki」9巻

単行本出る間隔がかなり長くて前に何があったかほとんど覚えてないが、読み始めると面白く密度高い。咲さんの出番はコマ単位で二、三回だ。麻雀ってタノシイね! 全国大会は予測できないような他チームのメンバーが活躍している。愛宕姉とか噛ませ犬だと思っ…

川岸殴魚「人生」

人生ハジマタ\(^o^)/ ギャグラノベ。前作の反省からか、大沼よりも主人公の待遇がだいぶまともである。 オムライス五丈原とか、ホッケとか、スプーン曲げが苦手とか、ところどころに鋭いものが見られる。この鋭さを、ギャグラノベ以外の何かに有効活用でき…

稲井稲井「スキマノスキマ」

これはなかなかいい。表紙でピピっと来たらATARIである。 ささやかな風土的怪奇現象に好かれる倫さんとその友人ひいろ(緋色)さんが、謎のメガネ女教師の教えを受けつつ、対応しながらキャッキャウフフする話。 二人ともあからさまにベタベタしているわけで…

ぷらぱ「R18!」4巻

以前にもまして、女だらけのえろゲー職場で仕事の合間に同僚の乳を揉む漫画になっている。大雑把でおおらかな職場だ。 主人公里佳子が毎回桜の胸を揉んでいるので埋もれがちだが、鈴村姉妹は相当仲がいい。一緒に風呂入って一緒に寝るのが日常らしい。たまに…

道満晴明「ニッケルオデオン 赤」

素晴らしい本なので読みましょう。 虎の話とイケジリハルナの話と双子の話とバラバラ先輩の話が特に好き。イケジリハルナの圧倒的なかわいさはなんなのか。うまいことやりやがったなあいつ! 「四月に施行されたアグネス法でオレは捕まったら裁判抜きで即死…

福本伸行「無頼伝 涯」3巻

表紙が、セクシーすぎる。無頼伝 涯(3) (KCデラックス 週刊少年マガジン)作者: 福本伸行出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/12/16メディア: コミック クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る